「麒麟がくる」の主人公、明智光秀ゆかりの地をご紹介します。
2回目(全3回)の今回は、滋賀県、福井県です。

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①「一乗谷館」
場所:福井県福井市城戸ノ内町
紹介:
越前守護、朝倉家の居城で、越前の小京都といわれるほど繁栄した一乗谷全体が城塞となっていました。
斎藤道三の跡を継いだ斎藤義龍に敵対したため美濃を追われた光秀一家が、10年以上身を寄せていたと言われます。
無料の専用駐車場がありました。(かなり前の訪問時の情報ですが)
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②「坂本城」
場所:滋賀県大津市下阪本
紹介:
比叡山焼き討ち(1571年)のあと、近江志賀郡5万石を拝領した光秀が、麓の琵琶湖畔に築いた水城です。
光秀は信長の家臣中、一番の出世頭となりました。
のちに信長が居城として築いた安土城には劣るものの、それに次ぐほどの見事な城だったそうで、詳細は不明なものの豪壮な天守もあげられました。
城域はほとんどが市街化されてしまっていますが、湖の中に当時の石垣が沈んでいることが判明しています。
本丸跡の南の湖畔にある坂本城址公園には、光秀像や説明板が建てられており、無料駐車場もあります。
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③「西教寺」
場所:滋賀県大津市坂本
紹介:
天台真盛宗の総本山で、比叡山焼き討ちの際焼失しましたが、のちに光秀が再興したと推定されています。
境内には、光秀の供養塔や正妻(ドラマでの名、熙子・1576年没)のお墓もあります。
駐車場完備、拝観は有料です。
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④「日吉大社」
場所:滋賀県大津市坂本
紹介:
日吉神社、日枝神社、山王神社の総本社で、こちらも比叡山焼き討ちの際焼失しました。
のちに秀吉や家康により再興されました。
入苑料が必要です。駐車場も完備されています。
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⑤「比叡山延暦寺」
場所:滋賀県大津市坂本
紹介:
滋賀と京都の境、標高848mの比叡山全山が寺域の大寺院で、天台宗の総本山です。
開祖最澄のほか、親鸞、栄西、道元、日蓮など数多くの高僧、名僧がこの地で修業しました。
平安時代、都の鬼門(北東)に位置することから、桓武天皇より王城鎮護の道場とされました。
信長に敵対したため元亀2年(1571年)全山焼き討ちにあい、僧侶や男女3000人が虐殺され、堂宇もほとんどが焼失したとされます。
総本堂である根本中堂は現在大改修中です。写真は大講堂です。
拝観料が必要です。
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⑥「安土城」
場所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
紹介:
光秀の主君、織田信長の最後の居城です。
当然、光秀の屋敷も城内にあったと推定されるのですが、なぜか記録には残っていないようです。
ルイス・フロイスがベタ褒めするほど、それはそれは豪壮な城郭だったそうで、標高199mの山頂部に5重6階地下1階の大天守(1579年完成)がそびえていました。
本能寺の変後、何者かに焼かれ再建されることはありませんでした。
天守台や石垣、有力部将の屋敷跡、城内の寺院、總見寺の三重塔、二王門などが残っています。
専用駐車場は以前は有料でしたが今は無料。その代わり拝観料が必要になっています。
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⑦「大溝城」
場所:滋賀県高島市勝野
紹介:
琵琶湖の西(湖西)にある水城で、信長の甥、織田信澄の居城です。信澄はこの頃光秀の娘と結婚したとされていることもあってか、築城の際の縄張り(設計)は光秀が務めました。
近隣に駐車場がなかったので、近江高島駅からの徒歩がお薦めです。
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(星野遊呆)

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